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村尾信尚の時事ニュース
Update:
2018/04/03

村尾信尚の時事ニュース

【村尾信尚NEWS】国の金利政策に注目すれば経済がわかりやすくなる

キャスターの村尾信尚さんが、気になるニュースをレクチャー。わかりやすい解説で、あなたの時事アレルギーを取り除きます!

本誌の「今月のおまけ」で取り上げたアメリカの株価急落と金利政策は、少し難しかったかもしれません。ここでもう少し詳しくご説明したいと思います。 
 
まず、世界の経済を見るうえで、金利に着目するのは非常に大切なことです。日銀やアメリカのFRBといった世界の中央銀行は、金利を上げ下げして景気を調整しているからです。一般に、中央銀行は景気が悪いときには金利を下げ、景気が良いときには金利を上げます。金利を下げると企業は銀行からお金を借りやすくなるため、事業が活発化するからです。景気が悪いときは逆です。今まで利息が1パーセントだったのが8パーセントに上がったら、よほど儲かる事業でない限り、企業は高い利息を払ってまでお金を借りて事業を行おうとはしません。 
 
アメリカの例に戻ると、アメリカの景気が良いという経済指標が2月2日の金曜日に発表されました。それが思いの外良かったので、「アメリカの中央銀行はこれから金利を上げるのではないか」と皆が予想した。そして、「それなら過熱している景気の温度が低くならない今のうちに、株を売ってしまおう」と投資家が動き出し、2月5日の月曜日に株価が急落したのです。 
 
投資にあまり興味がない人には、遠い話に聞こえるかもしれません。でも例えば、日本銀行が金利を上げて、銀行の預貯金の金利がぐっと上がったらあなたはどうするでしょうか? 「自分へのご褒美にジュエリーを買おうと思っていたけれど、金利が上がっているからしばらく預金をして利息を増やそう。そのほうがより高価なジュエリーが買える」と、買い物を遅らせるかもしれませんよね。このようなひとりひとりの行動が日本の景気抑制につながり、やがて世界経済へと影響していくのです。金利政策、そしてひとりひとりの行動は、皆さんが考えている以上に大きな影響力をもっていること、ぜひ心にとどめておいてください!

Photo:Chuanchai Pundej / EyeEm

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PROFILE●むらお・のぶたか●NEWS ZERO メーンキャスター、関西学院大学教授。1955年岐阜県生まれ。大蔵省(現財務省)に入省。大蔵省主計局主計官などを経て現在に至る。「社会を変えるのは、有権者や消費者だということを伝えたい」と話す。

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