【1】6ペンス銀貨を花嫁の靴に入れる
多くの欧米の花嫁が取り入れている「サムシング・フォー(古いもの、新しいもの、借りたもの、青いものをそれぞれひとつ身につける習慣)」。でも靴の中に6ペンス銀貨を入れる慣習を行う花嫁は少なくなってきているそう。でもこのマザーグースの歌は「…花嫁の靴には6ペンスを!」で終わるもの。花嫁の父親が娘の健康と冨を祈って渡す意味があるので、ぜひ残したい!
【2】ハデに出発する
最近は、結婚式の後にすぐさまアフターパーティを始めることが多いけど、ここは昔のように、デカデカと車に「Just Married(結婚ホヤホヤ!)」の札をつけて、空き缶を鳴らし、ハデに走り去りたいもの。その際、新郎新婦はスーツに着替えて、あらたまった感じを演出したい!
【3】ケーキ・プル
イギリスのヴィクトリア時代にスタートしたケーキ・プルは、アメリカ南部で広まった慣習。ウエディングケーキに、リボンをつけた小さなチャームを隠し、女の子のゲストが一本ずつ引くというもの。それぞれのチャームに意味があって、おみくじを引くような感覚なんだとか。
【4】結婚式前夜に夫となる人に手紙を書く
かつてはお互いによく書いていたラブ・レター。それまでに書いたものと合わせて箱にしまい、初めての結婚記念日に開けて読むのが伝統。ロマンチック!
【5】新居の外に松の木を植える
松は新しい始まりを象徴する木。かつてのオランダやスイスでは、幸運を祈って新居の周りに松を植えるのが結婚式の一部になっていたのだとか。今なら、結婚式前日に、花嫁と花婿が力を合わせて松を植えるというのも良さそう?!
【6】ウエディングケーキを一切れ(または、最上段全部)凍らせておく
最近ではパンケーキを重ねたり、ドーナッツを並べたりとユニークなウエディングケーキもあるけれど、古典的なウエディングケーキもやっぱりいいもの。昔はケーキを凍らせて、なんと最初の結婚記念日に解凍して(!)食べたそう。
【7】花婿もケーキを用意する
これもアメリカ南部で広まった、イギリスのヴィクトリア時代にルーツを持つ伝統の1つ。花嫁はブライズメイドのため、花婿はグルームズマンのためにケーキを用意するというもの。ウエディングケーキは通常生クリームなので、チョコレートなどの他のフレーバーを用意するのが習慣。
【8】式までお互いの顔を見ない
今では、前撮りが当たり前だけど、かつては新郎新婦は式が始まるまでお互いの顔を見ないようにしていたそう。結婚が両家の間での契約だった時代、花嫁を見た花婿が契約破棄したりしないようにするためだったんだとか。もちろん、現代においては、気分を盛り上げるために利用するのみ。
【9】1カ月間ハネムーンに行く
ハネムーンという言葉は、古代ゲルマン民族が、結婚後1カ月(月の周期)かけて、ハチミツで作ったワインを飲んだ習慣に由来。これを復活するのは難しいけど、2人で長い旅に出かけるというアイディアは素敵。
【10】結婚式を朝(昼間)行う
最近になって、理想の結婚式の時間帯は、イギリスのランチタイムウエディングにならって、正午という報告も出たそう。(なぜモーニングコートというか考えたことは…? ズバリ、朝に結婚式をするから!)今日のアメリカで、ランチタイムに結婚式をするのは、経済的な観点からもとても良さそう。
【11】質素なパーティーを開く
最近は、フルコースのフランス料理やダンス、カウンターバーなど、あの手この手でもてなすことが多いけど、結婚式はもともと質素だったもの。1960年代には、パーティーをしないこともよくあって、したとしても、ケーキとシャンパンぐらいだったそう。これも復活して欲しい人、少なくないのでは?